All the BEST !!
2019年6月26日。
嵐の20周年が詰まったアルバムが発売される。
ついに。ついに。ついに。
20年分のベストアルバムだもんね、すごいことだよ
嵐の20周年と5人の思いが詰まったアルバム。
いつものオリジナルアルバムとはわけが違う。
ワクワクしながら、緊張してた。
嵐が大切にしている宝物を私たちにも分けてくれるような、そんな感覚だった。
楽しみで仕方なくて、この日を心待ちにしてた。
でも何となく。この日が来たら、来てしまったら。
活動休止に近づいてしまうような気がしてた。
5×20と題したツアーは去年から始まっているけど、
ツアー以外で20周年のことってあんまり無くて。
だからいざ、本当に20周年が始まってしまったら
それは活動休止へのカウントダウンがスタートしちゃうような気がしてた。
そんな思いを抱えながら今日を迎えて。
授業が終わってすぐに受け取りに行って。
家に帰って、深呼吸して、封を開けた。
5人からの大切な、大切なプレゼントを。
初回限定版1を開けるとき、「本当に宝箱みたい」なんて思いながら。
翔くんの「嵐を宝箱に閉じ込めたい」っていう言葉を思い出して、心がぎゅっとなりながら。
5×20のMV。
涙が止まらなかった。
海の前に立つ5人の後ろ姿。
どれだけのものを背負っているんだろう。
どれだけのものを背負ってきてくれたんだろう。
どれだけのものを背負いながら20年アイドルでいてくれたんだろう。
ありきたりだけど、嵐でいてくれて、ありがとう。
お互いがお互いを見る表情。
「顔を見ただけで 声を聞いただけで 何を思っているかなんて そんなのわかるんだよ」
なんて歌詞があるけど。
智くんが言ってたように、20年、グループとして活動を続けてきたことはありえないことで。奇跡なんだよね、きっと。
その20年間、いろんなことがあって。
喜び、悲しみ、怒り、悔しさ、、、。
一緒に喜んで、一緒に悲しんで、一緒に悔しがって、一緒に怒って、一緒に笑って、一緒に泣いて。
時には、誰かが泣いてるとき、慰めたりして。
・・・いや、嵐は慰めるというか見守ってる感じ?
「なーに泣いてんのよ」なんて言いながら、でも泣き止むまで横にいてくれるような、そんな人たち、ですよね
話が逸れました。笑
5人で手をつないで、肩を組んで、ひたすらに走ってきた20年間。
5人にしかわからないことがたくさんあるんだろうね、そりゃそうだよ。
それを知りたいとは思わない。
5人だけの宝物にしてほしい。
それで、「こんなことあったね」なんて笑いあってほしい。
その姿を見るだけで、私は幸せになれる。
そんな風に思えました。
優しくて、あったかい歌声。
ドームで聴くそれとはまた違った歌声。
とっても優しくて。あったかくて。
気持ち悪いことを言えば、抱きしめられてるみたい。
自担に抱きしめられてそこから恋が始まる(始まらない)、ような夢物語ではなく。
5人が、何百万人といるファンをまとめて、ふわっと
抱きしめているような感覚。伝わっている...でしょうか。
私は、そんな感覚になった。
ああ、私たちはこんな素敵な歌声を持っている5人を好きになったんだなあ、幸せだなって。
表の顔だけじゃなくて、5人が旅してきた足跡を垣間見れて。
5×20ツアーでもちょこっとだけ映るけど、リハーサルや楽屋での映像。
「笑顔の裏には努力がある」
まさにこのことだなって。
完璧なステージの裏には、計り知れない努力がある。
リハ室で汗だくになって踊る姿。
頭を抱えて悩む姿。
5人で笑いあってる姿。
どのアーティストにも負けない、あのライブの裏には
表では絶対に見せてくれない泥臭い努力があるんだなって。
でもそんなに頑張れるのってきっとメンバーがいるからだろうなあ、というかこの5人だからだろうな、とか考えたりして。
だってすっごく楽しそうなんだもん。
いいなあ、こんなに素敵な仲間がいて。ってうらやましくなるくらい。
素敵、なんて言葉で片付けられないほどのMV。
だけど、想像していたよりも活動休止するっていう現実を突きつけられた。
監督が「今日はお客さんのためじゃなくて、メンバーのために歌って」と言って撮られたMV。
消えちゃうんじゃないかってくらい儚くて切ない表情、
かと思えば
メンバーを見る顔はすごく柔らかくて。
水平線の遠くを見つめる表情。
メンバーを思いながら歌っているその表情に、「ああそうか、この人たち一回止まっちゃうんだ」と思い知らされた。
いつもは馬鹿みたいに「えっ潤くん、めっちゃかっこいい!やば!」「天使じゃん!」「好き!!!!!」「尊い、、」「一生ついていく(´;ω;`)」なんて言ってるけど。
あのMVを見たら、そんなこと簡単に言えなかった。
私はてっきり、このMVは活動休止を感じさせないような明るいMVになると勝手に思っていたから。
言ってしまえば、想像とちがった。
だけど、そりゃそうだよね。
誰よりも活動休止を重いことだと考えているのは、あの5人。
それは間違いない。
一度歩みを止めてでも、嵐を守りたかったから。
ニノが、メイキングで「活動休止をする上での20周年なんだから、続いていく中での20周年とは変わってくる。(ニュアンス)」って言っていたけど、それで腑に落ちた、というか。
ツアーの挨拶でも、休止に触れるメンバーと触れないメンバーがいたり。ある一定のラインで、休止についてはあんまり言及してなかったから、このアルバムは20周年を楽しくお祝いするものだと思ってたし、メンバーも休止と20周年は別で考えている、というより表に出さないと思ってた。
ファンが1月27日から、5人をフィルターをかけてしか見られなくなったように、5人もそうだったんだって気づかされた。
明るいMVにすることもできたはず。でもあえてそうしなかった、というのはそういうことなのかな、とか。
最後のセリフのところも、「今までありがとう」って。まるで終わりみたいに。
5×10は「10年間ありがとう。これからもよろしくね」だったのが
5×20は「20年間ありがとう。この20年間を絶対に忘れないから。じゃあバイバイ」って言われてるみたいで。
苦しかった。
素直に、「好きになれてよかった」とか「やっぱりこの5人!」とかそんなこと言えないくらい苦しかった。
2021年なんて来なきゃいい。
ずっと、ずっと5人で笑っててほしい。
だけど、4人でもなく6人でもなく、5人でこれからも笑い続けるために必要だったんだよね、この決断は。
止まっちゃうことを誰よりも現実的に見てるのは、5人だったんだなって。
そんなことをひたすらに考えてたそんな1日でした。
嵐からもらった宝箱。嵐の思い出を少し分けてもらえたような、そんな宝箱。
私はこれを抱きしめて生きていきたい。
嵐は私の光だから。
2019.06.26 matsu